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・ 胎児スクリーニング検査(初期/中期):非確定的(確率的)遺伝学的検査/形態学的検査

基本的に通常の超音波検査と同様の検査ですが、赤ちゃんの体重や羊水量以外にポイントを絞って超音波検査をします。超音波検査は非侵襲的検査なので流産などのリスクはありません。尚、当クリニックにおかかりの方は通常の超音波検査以上の費用はかかりません。

妊娠初期(11-13週)には、赤ちゃんの首のむくみ(NT:nuchal translucency)をチェックします(非確定的(確率的)検査)。NTは正常な赤ちゃんにも見られますが、NTが厚いと染色体異常や心疾患などのリスクが上がるとされています。あくまでも確率的な検査であり、大事なのは、『NTが厚い』≠『赤ちゃんに疾患などがある』、『NTが厚くない』≠『赤ちゃんに疾患などはない』という事です。NTの肥厚を指摘された後に無事に元気な赤ちゃんを出産される方はたくさんいます。基本的にNTチェックをご希望される方に検査を行いますが、妊娠初期のチェックの一つに過ぎません。赤ちゃんの病気や検査について考えるきっかけの一つであり、ご心配やご不安をお感じの方は当院にて臨床遺伝専門医よりカウンセリングをさせていただきます。

妊娠中期(20-30週)には、心臓を中心に赤ちゃんの形態異常をチェックします(形態学的検査)。主な目的は、出生直後に治療を必要とする疾患を分娩前に発見する事です。必要であれば、出生後に赤ちゃんが高度な医療を受けられる施設にあらかじめご紹介いたします。ご紹介先で、赤ちゃんにとって最適な分娩時期や分娩方法を決定することが可能となります。形態異常の検出は一般的に6割〜8割と言われており、微細な形態異常の検出には限界があり、また形態異常のチェックなので将来的な機能の予測まではできません。しかし長年、胎児診断を専門にしてきた超音波専門医による胎児スクリーニングで、心臓だけでなく消化器(胃、腸管など)、尿路系(腎臓、膀胱など)、骨格、口唇などを注意深く観察および診断いたします。

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