MENU
ご予約・お問い合わせ042-748-7651

ブログ

Blog

過多月経

月経血量が多い病態を言います。一般的に月経血量は一回の月経周期あたり20-140gで平均50-60gとされており、140g以上を過多月経と言います。しかし、わざわざ月経血量を測定している人はいませんし、月経血量を他の人と比べることはまずありません。個人の感覚でも異なることや、生活環境や運動環境などでも個人差があります。

具体的には、日常生活に支障をきたす場合や、月経のたびに病的な貧血になってしまう状態を指します。自分で判断する指標としては、月経血に凝血塊(血の塊)を多く認める場合や、日中に夜用ナプキンを頻回に(例えば数時間おきに)交換する場合は過多月経が疑われます。

貧血では、疲れやすい、立ちくらみが多い、氷が食べたくなるなどの症状が出ることが多いですが、慢性的に経過する貧血ではなかなか症状が出ないこともあります。

原因として子宮筋腫や子宮内膜症といった基礎疾患が認められることがあります。しかし、基礎疾患のない機能的過多月経の場合もあり、低用量ピルなどのホルモン治療をすることもあります。月経以外にも出血を認める場合には、子宮頸癌や子宮体癌などのがん検診を受けることをお勧めします。

カテゴリー

最近の投稿

月別アーカイブ