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月経不順

月経は、12歳前後から始まり(初経)、50歳前後に終わります(閉経)。18歳までに月経が来ないことを原発性無月経といい、受診をお勧めします。

10歳代から20歳代前半の方で、『月経周期が定まらない』という症状をお持ちの方もみられますが、まだ卵巣が十分に機能おらず、エストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンがうまく分泌できていないこともあります。また、40歳代後半から50歳代前半の方で、月経周期が定まらない症状をお持ちの方は、卵巣の機能が少しずつ下がってきていることが予想されます。

20〜40歳代の方で月経周期が不順な方の原因の多くは、ストレスや体重減少といった生活習慣に由来していることが多く、過度なダイエット、転居、転勤といったことで月経周期が乱れることがよくみられます。規則正しい生活、バランスの取れた食生活、適度な運動、ストレス解消といったことだけでも月経周期が整うこともあります。

『生理が月二回ある』という症状の方は、まず基礎体温の測定をお勧めします。通常の月経血とは、受精卵の着床がなく内膜がはがれて起こる出血のことです。月経時以外の出血をまとめて不正出血とよびますが、すべてが病的な出血ではありません。ホルモンバランスが崩れ排卵の時に内膜が一部剥がれて出血してしまうことを排卵時出血といいます。基礎体温表をみて、月経時と排卵時に出血が確認できれば病的な出血ではないと予想されます。

その他の出血の原因には、卵巣のホルモンバランスが整っていない場合以外にも、多のう胞性卵巣、子宮筋腫、ポリープ(頸管または内膜)、子宮頸癌、子宮体癌など様々な原因があげられます。受診してがん検診や超音波検査などを受けることをお勧めします。

性交渉後に月経がこなかったら、妊娠の可能性もあるので妊娠検査薬を使用することをお勧めします。

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